年始のテレビで放送された漫才やコントに対し、歌手・松山千春さんがラジオ番組内で強烈な言葉を投げかけました。
「クソ面白くもない」「下ネタに走ったら終わりだって」――これまでテレビや芸能界に対しても物申してきた松山さんの今回の発言は、お笑い界や視聴者の間に大きな波紋を広げています。 では、その矛先は誰に向けられたものなのか?なぜ、松山さんはここまで強い表現を用いたのか?
本記事では、実際の発言内容とともに、その真意、ネット上の反応、そしてお笑い番組が抱える課題についてわかりやすく整理します。 テレビのお笑いが「本当に視聴者の心に届いているのか?」―― そんな問いかけが含まれた今回の発言を、詳しく掘り下げていきます。
1. 松山千春が苦言を呈した「お笑い番組」とは?

2024年1月4日、シンガーソングライターの松山千春さんが、自身が出演するラジオ番組の中で一部のお笑い番組に対して厳しい言葉を投げかけました。その言葉は、普段から穏やかな語り口が印象的な松山さんとしては、非常に強いものであり、視聴者やファンの間でも波紋を広げています。
今回の発言が注目されたのは、内容だけでなく、その 率直さと説得力 にありました。「お笑い界が酷い」「クソ面白くもない」など、強い表現で番組内容に対する疑問を呈した松山さんの言葉には、長年エンタメ業界を見つめてきた視点と、時代に対する問題意識がにじんでいます。
1-1. 発言の舞台はFM NACK5の生放送
この発言があったのは、FM NACK5で放送中の人気番組「松山千春 ON THE RADIO」。日曜夜9時から生放送されているこの番組で、松山さんは北海道・札幌市からの生放送中に、お笑い番組に対する違和感を率直に語りました。
リスナーとの距離が近いラジオだからこそ、松山さんの言葉はリアルに響きました。テレビの編集を介さない “生の声” であったため、その反響はSNSやニュースメディアに一気に広がることとなったのです。
1-2. 苦言の対象:正月特番に放送された漫才・コント
松山さんが特に問題視したのは、年始に各局で放送された 正月特番に登場した漫才やコント でした。年明けは例年、お笑い番組が集中する時期ですが、松山さんはその中身に対して「何なんだ、クソ面白くもない漫才、コント」と厳しく指摘。
さらに、「最低で下品で、しょうもないな」と続け、エンタメとしての品格や中身の薄さに疑問を呈しました。これらの番組は、笑いを届けるはずのコンテンツであるにも関わらず、視聴者としての松山さんには まったく笑えなかった というリアルな失望感があったようです。
2. 「クソ面白くもない」発言の全文とその真意

松山千春さんが発した「クソ面白くもない」という言葉は、ただの感情的な批判ではありません。その背景には、エンタメの質の低下や、テレビ界全体への問題意識が垣間見えます。
ただの暴言ではなく、 業界に対する真剣な提言 として受け取ると、その言葉の重みがわかります。ここでは、松山さんが伝えたかった“真意”について詳しく見ていきましょう。
2-1. 「お笑い界が酷いな」――発言の背景
松山さんは「お笑い界が酷いな」と切り出し、現在のテレビにおける笑いの質に対して強い不満をあらわにしました。とくに、「怒鳴ってみたり、むやみに怒ってみたり」するような演出に対して、「画面を見ている我々には1つもウケない」と述べています。
つまり、出演者たちが 身内だけで盛り上がっているように見える笑い が、視聴者の心には届いていないというのが松山さんの見立てです。
この言葉の背景には、松山さん自身が音楽を通して観客と 真剣に向き合ってきた姿勢 があるからこそ、現在の軽薄な内容への警鐘とも受け取れます。
2-2. 松山千春が問題視する“下ネタ偏重”の傾向
松山さんが特に強調したのは、お笑い番組の内容が 下ネタに偏りすぎている という点です。「漫才うんぬんも下ネタの方に行っちゃったら終わりだって」と語り、笑いのレベルや方向性の劣化を危惧しました。
また、過去に自身のコンサートツアー中でも、メンバーとの会話が下ネタに終始した際には、「今日も下ネタになったら終わりだぞ?」と冗談交じりに注意していたというエピソードも披露。
これは、 エンタメにおける一線としての“笑いの品格” を大切にしてきた松山さんならではの価値観といえるでしょう。
3. 松山千春が語った“仲間内だけがウケる笑い”への疑問

松山千春さんが訴えたもう一つの重要なポイントは、「仲間内だけがウケているような笑い」に対する疑問でした。視聴者として感じる“置いてけぼり感”――これは、多くの人が年末年始の番組を見ていて感じることでもあります。
松山さんは、そのような番組構成やネタに対して、明確に 視聴者目線でない と断じています。
3-1. 「観客に届かない笑い」に感じた違和感
現代のお笑い番組では、共演者同士の掛け合いや、特定のグループ内でしか通じないネタが多く見受けられます。松山さんはそうした状況に対して、「あんなもんに時間をやっていいのかな」と疑問を呈しました。
この発言は、 視聴者の時間と気持ちを大切にしてほしい という願いでもあります。視聴者を置いてきぼりにしたまま進む番組構成は、本来の「笑いの役割」を見失っているのではないか――そんなメッセージが読み取れます。
3-2. 実体験を交えた“終わりのサイン”としての下ネタ
松山さんは自身の体験を通じて、「下ネタが出てきたら終わり」という感覚を持っていたことも明かしています。コンサートツアー中の食事会でも、下ネタに話題が偏りすぎた場合には「今日も下ネタになったら解散だぞ」といった形で、話を打ち切っていたそうです。
このエピソードは、松山さんがいかに “笑い”に対して真剣であるか を示すものです。単なる放送批判ではなく、 表現者としての責任感 や、 観客を楽しませるプロ意識 が根底にあるといえるでしょう。
お笑い芸人や番組制作側にとって、この言葉は重く響くのではないでしょうか。
4. 漫才協会や若手芸人に向けた呼びかけ

松山千春さんの発言には、一方的な批判というよりも、お笑い界全体への問いかけという側面が色濃く表れています。特に、現在のテレビに登場する若手芸人や制作陣に対して、改善を求めるような呼びかけとも受け取れます。
4-1. 「ちょっと考えてくれよ」――お笑い文化への提言
「やっぱりちょっと考えてくれよ。漫才協会の皆さん、なぁ?」
この一言には、松山さんの長年エンタメに関わってきた立場からの真剣な提言が込められています。松山さんは、お笑いの方向性が低俗なネタや、安易な笑いに傾きすぎていることに強く疑問を呈しています。
特に下ネタに頼る笑いが主流になる現状について、「下ネタに行っちゃったら終わりだ」と断言。笑いの本質や芸としての品格を保つべきだというメッセージを送りました。
ベテランとして、そして“観る側”としての松山さんの目線は、お笑い界にとって貴重な外部の声とも言えるでしょう。
4-2. 怒鳴り声や乱暴な演出に対する批判の背景
松山さんはまた、一部のお笑い番組において、芸人たちがやたらと怒鳴ったり、無意味に怒ったりする演出が目立つことにも言及しています。
「むやみやたらに怒ってみたり怒鳴ってみたり。そして仲間内だけではウケるのかもしれないけど、画面を見ている我々には1つもウケない」と語った松山さんは、“自己満足の笑い”がテレビの中で広がってしまっている現状に危機感を持っています。
視聴者が共感できない、入り込めない笑いが増えていることに対して、「本当にそれでいいのか?」と、番組制作側にも再考を促しているのです。
5. 過去にもあった松山千春のメディア批評発言

今回が初めてではなく、松山千春さんはこれまでもたびたびテレビ業界に対して苦言を呈してきました。自身の考えを率直に語る姿勢は、年齢を重ねた今でも変わることはなく、むしろ一貫性が際立っています。
5-1. 紅白歌合戦に対する見解との共通点
松山さんは、NHKの紅白歌合戦についても過去に「もはや紅白歌合戦になっていない」と苦言を呈したことがあります。受信料を払う視聴者の立場から、番組内容や構成が変化していることに対し、率直な疑問を投げかけました。
この発言と今回のお笑い批判には、“かつての本質が失われつつある”という共通の危機感があります。
紅白にしても、お笑い番組にしても、本来持っていた魅力や目的が、演出やトレンドに流されて見失われているのではないか——松山さんはそう感じているのかもしれません。
5-2. 一貫した「視聴者目線」の姿勢
松山千春さんのこれらの発言に共通しているのは、あくまで「視聴者の立場」から語っている点です。
テレビ業界の内部事情を知らない視聴者として、純粋に「つまらない」と感じたものに対して率直に声を上げる——その姿勢には、裏表のない人柄がにじんでいます。
視聴者目線に立つ姿勢は、テレビの現場で働く人々にとっても、時には耳の痛い、しかし真摯に受け止めるべき意見であるはずです。
6. SNS・ネットの反応と波紋

松山さんの発言は放送後、瞬く間にネット上でも話題となり、X(旧Twitter)や掲示板、コメント欄などで多くの声が上がりました。特に年始のお笑い番組に対する不満を持っていた層には、大きな共感を呼んでいます。
6-1. 賛否が分かれる声と共感の広がり
「よくぞ言ってくれた」「千春さんの言う通り」と賛同の声がある一方で、「テレビにそこまで求めるのは違う」「笑いは時代と共に変わる」といった反論の声も見られました。
つまり、意見は賛否に分かれつつも、確実に多くの人が“今の笑い”について考えるきっかけとなったのです。お笑いに限らず、エンタメ全体の在り方に一石を投じたとも言えるでしょう。
6-2. 一部芸人・関係者からのリアクションは?
現時点で松山さんの発言に対して、具体的に名前を挙げて反応した芸人は多くありません。ただ、一部の若手芸人の中には、「視聴者に届く笑いをもっと意識すべき」といった内容の発信をしている人も見受けられます。
また、裏方のテレビ制作関係者からも、松山さんのようなベテラン視聴者の声を「貴重な指摘」ととらえる向きがあるようです。番組づくりの現場で、今後どのような変化が起こるかにも注目が集まっています。
7. 今後の“お笑い番組”と“テレビ文化”への課題

松山千春さんの発言は、単なる個人の感想を超えて、テレビ業界全体への問いかけとなっています。笑いの質、内容、構成――どれもが問われている今、制作側はどのように応えていくのでしょうか。
7-1. 松山千春の指摘は転機となるか?
年始の番組という、1年のスタートを飾るコンテンツに対して強い批判が出たことは、テレビにとって大きな転機になり得ます。
松山さんのように“ベテラン視聴者”の声を正面から受け止めることができるかどうかは、今後の番組制作にとって重要なテーマです。
視聴率やSNSのバズだけを追い求める時代から、原点に立ち返るべき時期が来ているのかもしれません。
7-2. 笑いと品格の両立をどう図るか?
「面白ければ何をしても良い」という時代は、すでに過去のものになりつつあります。笑いの自由さは大切にしながらも、視聴者全体が楽しめる“上質な笑い”を模索することが今後の課題です。
松山さんの言葉には、単に過激な表現を避けるだけでなく、「見ていて心地よい番組」を作るためのヒントが詰まっているのではないでしょうか。
これからのテレビ番組には、笑いと品格の両立、そして視聴者との誠実な対話が求められています。
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